キャッシングと銀行借入は何が違うの?それぞれのメリットデメリット
銀行から借入をするのと消費者金融会社からキャッシングするのは、どちらも単純に考えればお金を借りることであり同じことです。しかし昔は個人でお金を借りることは今ほど多くはありませんでした。それはまだ借入先が銀行メインだったころ、銀行での借入には通常、連帯保証人や担保がないと貸してもらえなかったからです。ですから連帯保証人や担保が必要な銀行での借入は企業などが多く、個人ではまだまだ少なかったのです。
しかしここで昨今に見られるような消費者金融会社がドンドン新しく登場してきました。キャッシングは何と連帯保証人も担保も必要ありません。各会社独自の審査を受けて合格すれば、ほぼ誰でも借入をすることができます。このことで一気に個人のキャッシング利用者が増えました。それでは銀行借入とキャッシングのそれぞれメリットとデメリットを見ていきましょう。
◆大口で長期なら銀行で借入
銀行の借入には確かに連帯保証人や担保が必要ですが、大口の融資を受けることができます。つまり住宅ローンなど大口の融資で長期返済になるものは銀行で借入をするのが一般的です。たくさんのお金を借りるわけですから、連帯保証人や担保も必要となってくるわけです。金利も長期返済になるので低めに設定されています。
◆小口で短期ならキャッシング
キャッシングは連帯保証人や担保は不要ですが、小口の融資しか受けることができません。たとえば、飲み会に誘われたけど持ち合わせがない、明日のデート資金が足りないかもしれないなど日常生活に必要なちょっとしたお金を借入する時にキャッシングはとても便利です。金利は短期返済になるので高めに設定されています。
◆銀行の融資はすぐには受けれないがキャッシングは即日融資が可能
もう一つの大きな違いは融資を受けれるまでのスピードです。銀行は連帯保証人や担保が用意できても審査にかなりの時間を要します。これに対して消費者金融会社のキャッシングは当日に申し込めばその日のうちに融資を受けることも可能です。この融資のスピードの速さがキャッシングのもうひとつのメリットでしょう。
日常生活で足りないお金というのは少額であってもなかなか他人には借りることができません。キャッシングは小口と言っても50万円までの融資は連帯保証人と担保なしで即日融資が可能です。実際問題、50万円もの金額を即日融資するにはいくら家族や親族に頼んでも難しいはずです。
◆秘密が厳守されるキャッシング
もう一つキャッシングのメリットとして、誰にもばれずに融資を受けられるということです。今やキャッシングはネットでの取引がメインとなってきました。つまり家の中から一歩も出ることなくパソコンさえあれば、申込みから、審査、借入、返済までの全てができてしまうのです。
モビットを例にあげますと、モビットの場合は会社への在籍確認の電話も書類の郵送などもありません。会社の人や家族に知られずにお金を借りたいと思っている方は意外とたくさんおられるので、これはキャッシングの大きなメリットといえます。
このように銀行での借入とキャッシングにはそれぞれメリットとデメリットが異なります。こうして見るとキャッシングのメリットが私たち個人には魅力的に感じます。実際にネットキャッシングを利用してみると、その迅速さと手軽さに驚かれると思います。
しかしここに大きな落とし穴があります。つまり簡単に融資を素早く受けることができるため安易に利用しがちになるということです。お金をATMから引き出した時、「これは自分のお金ではないんだ」という気持ちを忘れずに早めの返済を心がけるようにしましょう。